山野線は、熊本県の水俣と、鹿児島県の栗野駅を結ぶ単線で、途中の大川ループが有名な路線でした。昭和63年に廃止となり、現在は水俣駅と久木野駅の廃線跡を「日本一長い運動場」として利用されています。サイクリングロードとしては最適の場所であり、今回はオレンジ鉄道の水俣駅のレンタル自転車を借りて散策しました。
本当は、大川ループまで行って見たかったのですが、久木野駅より先は砂利道となっており、自転車では不可能でした。
当日は、山野線の知識のないまま散策したため、後からあわてて情報を収集した次第です。意外と鉄道史跡としてはループの山越えのある重要な路線でした。
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水俣駅から1.5Kmほど鹿児島本線と並走しますが、九州新幹線のしたを山野線跡は右へカーブして抜けて行きます。 |
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九州新幹線のと分かれて間もなく、東水俣駅跡が見えてきます。旧駅舎の雰囲気が残っていました。この辺はまだまた里です。これから徐々に山へと入って行きます。 |
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東水俣駅舎の横には、トロッコ?バッテリーカー?不思議な乗り物が放置されていました。非常にシンプルな作りで個人所有のものでしょうか? |
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旧肥後深川駅付近の橋梁です。転落防止用の柵を設けて、立派な歩道橋として残っています。
当日は、橋のしたで映画の撮影をしていました。 |
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旧深渡瀬駅から旧久木野駅の間にある橋梁です。きれいなカーブを描いており、廃線後も存在感を残しています。
線路跡も非常にきれいに整備されており、自転車での走行は快適そのものでした。 |
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上の写真の橋梁には山野線をモチーフした絵が残っています。昭和9年4月22日開業、昭和63年1月31日廃止。鉄道としては案外短い生涯だったと思います。 |
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今回の最終目的地である、旧久木野駅跡です。腕木式信号と車掌車がありました。この辺は、もう携帯電話のエリア外です・・・ |
ふるさとセンター「愛林館」があり、付近では唯一の食事ができる施設でした。 |
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