3月


3/30
 
今日は友人と吉祥寺で待ち合わせて食事。その人とは先日再会するまで長いこと会わずにいたのですが、これでまた当分の間会うことはないでしょう。先方の希望を容れて「麻布茶房」へ。私のイメージとしては甘味処ですが、一応食事も出ます。ランチのAとされていたすき焼きの卵とじ丼みたようなものを食べる。それにいくつかの付け合わせ、コーヒーまで。澄まし汁が割合にすっきりとした良い味でした。日本を離れる前に本を始末せねばならないというので何冊かもらうことに。シェリダンとジョイスとオースター。ただしいずれも英語。読むのにはひまがかかりそうです、というかそんな時間あるのでしょうか私に。
 コソボのことではだいぶ気が重くなります。こういうときに必要なのは、アイロニーではなくヒューモアです。強く生きましょう。ただし、殺さずに。
3/29
 
そういえば3月はサンドイッチ強化月間だったことを思い出し、店を探してふらふらと昼の街をさまよった揚げ句たどり着いたのは「カランドリエ」。有機野菜が売りの喫茶店です。以前の私は「有機野菜なんてえものは健康志向に毒されたプチブルの食い物だろう」という偏見を持ち、その種の店には近寄らないようにしていたのですが、最近では偏見が消えたかはともかくとしてこだわりはなくなってしまったのでどこでも抵抗なく入ります。チキンのバジル風サンドイッチを頼む。ランチセットなのでサラダとコーヒー(or紅茶)が付きます。ここもやはりトーストサンドでありました。うーん、バケットとは言わずとも、この種のパンではないサンドイッチの方が好みなのですが。味はまずまずといったところか。有機野菜は実は美味しいのかもしれませんけれど、そこまで微妙な味覚が発達しておりませんで、違いはよく分かりませんでした。お値段は892円なり。あーあ、しかしスモークサーモンのサンドイッチが食べとうございます。
3/26
 
今日は散財の日と決め、まずは食事を摂りに「焼津 たち吉」へ。和食のお店です。これまでは少しく敷居が高そうに見えて足が向かなかったのですが、その程度のことを気にしていてはなりますまい。幸い、中は座敷だけではなく、ボックス風に仕切られたテーブル席もありました。さすがに落ち着けるような造りになっていますが。「日本の橋」など読むに丁度ようございます。それはともかくリキュールのようなものでもあれば軽くもらおうと思ったのですが、あいにくその種のものがなかったため、これでいいのかと思いつつも(笑)昼間から日本酒を熱燗で1合もらうことに。料理はたち吉御膳というセットをいただきました。刺身(貝、光り物、白身、赤身)に蟹シュウマイ、フカヒレあんかけの茶碗蒸し、その他小さいもの幾つかに筍ご飯と赤だしという内容です。膳を下げた後にお茶とデザート(桜のアイスクリーム。さくら茶屋あたりから買ってきたんじゃないでしょうね)が付きます。味はお値段相応というところでしょうか。赤身がありがちなマグロではなく鰹だったのが新鮮。筍ご飯も季節を感じさせる味でなかなかようございましたし。茶碗蒸しは手間がかかっている感じでしたが、私はあまりフカヒレに関心がないので今一つ。お値段は、税を別にして料理が2800円、お酒が800円。でもお通しが700円してしまうので、許されるならば飲み物を頼まずに済ませる方が良いお店、かも。落ち着いた場所でゆっくりいただいた以上さして不満はありませんが。
 散財ついでに伊勢丹の本屋で「大西巨人文選」の前半2冊を購入。願わくはこれが無駄遣いになりませんように。
 話変わって。大西巨人「神聖喜劇」よりちょっと駄目な小説というヘミングウェイ「武器よさらば」を読了せり。駄目は駄目にしてもちょっとだけというものだけに、たいそう面白く読みました。丁寧かつ読者の興味を逸らさないような書き込み方は大いに魅力的です。ハードボイルドなので心理描写や形容詞は少ないでのすが、それゆえにこそ今でも普通の感覚で読むことができますし。ついでに小説の出来とは関係なしに、作中に出てくる酒の種類をたどっていけば、テーマ批評めいたレポートが一本書けると思ったりもしました。もし書き手が十分に筆が立ち、ベルモットの甘さや香りを文章にすることができるならば、そこそこ良いエッセイになるかもしれません。しかし、作の終盤で主人公がベルモットばかり飲んでいるものですから、思わず今日酒屋へ行って買ってきてしまったのですが。ドライマティーニも作ろうと思いビーフィーターも。でもベルモットってそのまま飲むと私の口にはあまり合いませぬ×××。かといってドライマティーニを飲み続けるのも……。一瓶空けるのに何時までかかるかしら。
3/25
 
また1週間ほど間が空いてしまいました。面目なし。言い訳すれば、このところ仕事で忙しかったり怠けるので忙しかったり(笑)したものですから。というわけで本題に。
 今日の昼は「Big Apple Diner」へ。この店は大いに久しぶりです。雑誌等の紹介ではアメリカ料理のお店となっていますが、とりあえずダイニングバーと理解するのが素直ではないかと。日替わりランチ(チキンソテー胡麻ソースほか)を食べる。すごく美味しいというお店ではありませんが、店内は地下であるにもかかわらず割に空間が大きく、のんびりといただきました。ライスとコーヒーが付いて714円とまずまず安いのも良いでしょう。昼はかなり空いているので(^^;、行き場がないときにはお薦めかもしれません。
3/18
 
まずはサンドイッチのお話から。16日の昼は「Scratch」という店でライ麦パンのサンドイッチを食べる。中身まで書けばハムサンドおよびカレー風味のツナサンド。特に不満のある味ではありませんでしたが、それならば「サブウェイ」のサンドイッチにしても特に不満があるわけではないのですから、わざわざ店を探して入る意味がありません。まあ、店の雰囲気は悪くない感じでしたので、今度はお酒でも飲みに行くといたしましょう。ちなみに値段の方は、コーヒーが付いて819円でありました。
 今日18日は例によって「シャポールージュ」で夕食をいただく。メンチカツ。ここのメンチカツは中に溶けるチーズが入っていて美味なのです。いつもの通りスープとパンが付き、またおまけにコーヒーとババロアをいただいたのでありました。いつも済みません。お値段は1050円です。
 今日は時間的にやや余裕があるので少々雑談をば。コンラッド「密偵」(岩波文庫)をやっと読了しました。面白かったかというと……何なんですかこの小説は。題からしてスパイ小説かという期待をし、実際スパイは出てくるのですが、それにしては謎も秘密もまったくない。具体的な謎が無いだけではなく、登場人物の行動も心理も片っ端から語り手によって説明されてしまう。最後まで読んで異様な脱力感を覚えてしまいました。リーヴィスは一体何を褒めたんでしょう。まあ、全体を通じるこのあからさまな感じが書き手によって狙われているものなのかもしれませんが、それは決して読む気をそそるものではないのです。解説には「『密偵』の世界を動かしている力は、他人の目には見えず、当人ですら自覚していない、全ての人間の内に秘められた、ひとを行動へと衝き動かす暗い力であり……」とか何とか書いてあって、それはそうかもしれないにもかかわらず説得力がないのは、訳者でもある解説者のせいなのでしょうか。「西欧の眼の下に」とかも読もうと思ったのですがくじけました。
 そういえば今日行った漫画喫茶には河合克敏「モンキーターン」が置いてあったので読んでみたのですが、うーん、今のところは単に女の子が可愛いだけの漫画でしかない。そうでなければ、競艇に関する蘊蓄(うんちく。って、ルビ入れたくなるのは病気かも(^^;)漫画か。確かに女の子の描き方は相変わらずとても良いのですが、それだけではかなりつらい。おまけに主人公の彼女なんか、レースが物語の中心になってくると出番が無いじゃないですか。どうなることか。ついでに本屋で「かってに改蔵」の2巻を買う。相変わらずくだらないです、はい。
 長くなったので何か締めくくりを入れたくなりました。たまたま読んでいた久野収「市民として哲学者として」にちょうど良い個所が。
学生たちの漫画本への耽溺を批判する向きもあるが、ぼくは必ずしもそうは思わない。例えば、第二、第三の手塚治虫が出てくれば、質的に変わってくるのではないか。しかしそういう可能性があまり大きくないことこそが問題でしょう。学生は頭脳だけは特別になって、若い優秀な学者のむずかしい文章を読んでいる。感性の方は自分の感情移入的漫画本やビデオテープ、知性の方は自分抜きの抽象的認識本、この両方の交流が乏しいのではないか(笑)。
笑いながら言っとられますが、あまり笑い事ではありません。実際に起こっているのはまさにその通りのことのように感じるので。まあ、私は難しい文章すら読んでいないのでどうこう言える身ではありませんが。ええい。
3/14
 
どうにかこうにか、少し落ち着いてきたようです。今日は一日無為に過ごしました。目出度いことです。
 この一週間にも、書くべきお店があるのですが……とりあえず8日に入ったトルコ料理店の「Pamukkale」について。今月はサンドイッチ強化月間のため、ランチでサンドイッチを出すお店を探した結果、道に出ている看板が目に留まったのがこのお店でした。牛あぶり肉のサンドイッチ+サラダ・チャイ(or コーヒー)で650円(税抜き)というのはなかなか安い、と思って足を踏み入れたのでありました。出たものは上記の通りですが、サンドイッチは円形で、パンも普通の白パンとは違う、あまり膨らんでいない焼きしめたような感じのもの。あまりイーストを使っていないのでしょうか。サンドイッチと侮っているとボリュームがあるために苦戦することになるでしょうけれど、食事には丁度良い量です。中身も野菜やら何やらたっぷり入っていましたし。味もなかなか、ピクルスがやたら塩辛かったのを除けばようございましたし。この店はランチに関しては当たりのようです。昼に当たりの店に入ると、それだけで一日けっこう気分よく過ごせてしまう私なのでありました。
 それから今日14日の分。活動を始めたのが夕方でしたので、最初の食事を摂ったのは午後8時頃に。自堕落な一日を過ごそうと決めた時点で、なぜか強烈にラーメンと餃子が食べたくなってしまったため、ラーメン屋の「一圓」へ。ラーメン(そういえば、この店では拉麺と表記しているのでした)と一口ゆで餃子を注文する。食べたいと思ったものを良いタイミングでいただいたので、大変に美味しゅうございました。ごちそうさま。お値段は合わせて940円なり。
3/7
 
ウオーッ、って、毎日書いてると馬鹿みたいですね。少し反省。
 今日の昼は普通の定食でも食べようと思い、とりあえず「鳥ぎん」へ。豚肉の生姜焼き定食700円を注文する。しかしここの生姜焼きは、むしろ豚肉野菜炒めという方が正しかろうというもの。生姜の味がしないーっ。まあ、体に良さそうなのでいいのですけれど。付け合わせのキャベツの繊切りともども、野菜の摂れるメニューでありました。
3/6
 
今日も今日で空元気。ウオーッ。
 ともかく今日の昼はサンドイッチを求めて「無印良品」のイートインへ。吉祥寺には無印良品が、西友のテナントも入れると三軒あるのですが、イートインが入っているのは東急の隣にある中規模のお店です。ライ麦パンにシーフードポテト(サラダ)の組み合わせを注文。たしかに結構美味しいサンドイッチでしたが、冷静になって観察するに、シーフードポテトはただのポテトサラダでありました。もうちょっと何か違うものを期待していたのですが……懲りずに今度は違うもので挑んでみましょう。ハーブチキンとかね。アールグレイロイヤルミルクのアイスティー(長い呼び名)を合わせて945円でありました。サンドイッチだけだと500円なのですけれど。
3/5
 
うーん、風邪は治ったのですが妙な疲労感。こういうときは、とにかく空元気、空元気。
 今月は美味しいサンドイッチを探すというのを第一の課題としましょう。「サブウェイ」や「ドトール」のサンドイッチも決して嫌いではありませんし、結構美味しいとも思うのですが、世の中にはもっとちゃんとしたサンドイッチを出すお店があるはず。優れたサンドイッチを求めてさまよいましょう。
 といっても行くのは吉祥寺。2日は「えとせとら」でイギリストーストのサンドイッチ。中身はいわばウインナーとキャベツのケチャップ炒め。こういうのもたまには良いですね。なんというか、子どもの朝ご飯みたいで(^^; お値段は、サラダとドリンクが付いて750円でありました。
 実はまともにサンドイッチを食べたのはこの2日だけなのでした。3日は特に書くほどのこともなく、4日の夜は「シャポールージュ」へ。シェフのお薦めのコース(サーモンのマリネ、カボチャのポタージュ、マトウ鯛のムニエル、パン、デザート、コーヒー)1890円をいただく。ここの料理については今更特筆することもないのですが、オードブルの鮭のマリネが好きな感じです。5日の昼は「ドスガトス」でパエリヤ。これは2人いないと注文できないので、久方ぶりの友人と会う約束があったところでこれ幸いとばかりに頼んだのでありました。でも結構量多めです。オードブルとスープを食べた時点で、あまり食べる気力が無くなっていたのでした。パエリヤ自体は、サフランの香りがしっかりした、実にそれらしいものでございます。お焦げの部分がカリカリとして美味しいものだと感じました。ほかにデザート、コーヒーまで。
3/1
 
この一週間くらい風邪をひいたりしてけっこう大変でした。でももう大体元気です。良かった良かった。健康第一。ミミズの粉は効きますねえ。近代医学よさらば。明日からは美味しいもの食べましょう。風邪をひいていると味覚が狂うので(ラーメン食べてもしょっぱく感じない、飴をなめても甘くない)、ものを食べるという気力も萎えていましたから。

 

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