どんなに豪奢な生活に身をおいても
黄金聖闘士として尊敬されようと
の待つ家
これほど落ち着ける場所はない。
+++home sweet home +++
任務を終えて脱いだ聖衣を一足先に聖域に飛ばしてやると、
聖衣が空に描く金色の曲線が君へと続いているのがよくわかる。
その終着点に「俺の帰る場所」があるのだと・・・・
教皇の間での仕事をおえたが一歩天蠍宮に入ると
そこには金の蠍が待っている。
それを見て君は急いで台所に立って俺の好物を作りはじめる。
そんな光景をオレンジ色の空に描きながら聖域を目指して走り出す。
そう、
「君のいる場所」へ・・・・。
ずっと向こう、山の奥の誰も見たことがない場所から空を伝わっての放つ魔法が届く。
「君のぬくもり」が帰るべき場所へ迷わず俺を導く。
そう
「君のいる場所」へ・・・。
聖域の入り口から上へ上へと続く12の宮
「おやミロ?随分と帰りが早いですね。」
「あぁ!」
「ミロ、今日の任務んの報告は、」
「明日朝イチで!」
「ミロか、お前の宮通り過ぎる時、すっげぇいい匂いしたぜっ。」
「そりゃ楽しみだ!」
仲間の挨拶を適当にやり過ごして、風のように君を目指す。
ほら,、あのドアを開ければ最高の笑顔が待ってる。
勢いよく開け放たれたドアを振り返っては言うんだ。
「おかえり、ミロ!!」
「ただいま、!!」
俺の帰る所・・・・
の待つ家、これほど帰りたい場所はない。
終