+ + + jealousy + + +



今日君に会えて、色々話したりして
新しい思い出出来たって心弾んで
でも、家に帰ってちょっと冷静になって
考えてみるんだ
俺が手に入れたのは

君のカケラなんだって----



笑ったところも、怒ってみせるところも
君と一緒にいた時間分知ってはいるけど
俺とあいつとに見せる表情は
きっと微妙に違ったりするんだろう?

どうしようもないコトだって
わかってはいるんだけどね・・・・

独占欲のままに
君を腕の中に抱きしめて
何も感情隠すことのない
視線で君を見つめたい





君にはあいつがいて、とても幸せそうで
入り込むスキなんてなさそうで
『幸せなら俺は満足なんだ』
なんて笑ってみせる

自分にまで嘘ついてるって
気づいてはいるんだけどね・・・・

君と俺との間に
キレイ関係はいらない
そのすべてを奪うために
今を壊す勇気がもてたら















「ちょっ、ミロ!!」
俺は強引に君の腕を引っ張って、車に助手席に押し戻した。
窓の外につっ立ってる男が伸ばした手にもかまわず、アクセルを強く踏みこむ。
迷惑なほどのエンジン音をたて、黄色から赤へとかわったシグナルを無視して
ミロは車を走らせた。

「ミロっ!!何するの!!」
運転しているのにもかまわず、ミロの腕を揺すってくる。
けど、通じない。

「会いたくないみたいな事を言っていたのは、だ。」
「っ・・・、だからってこんな、」
「別れろよ。」
「え・・・?」
「あいつと別れろ。」


忘れてしまえ
アイツの事なんか。
何も考えないでくれ
俺の事以外。

何もかもを振り切るように、車はさらにスピードをあげた。