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■ 15パズルと超魔術のブーム 15枚のピースを正方形の枠の中に並べ、空いた場所にピースをスライドさせて絵柄を揃えるパズルに、誰でも1度は挑戦したことがあるのではないでしょうか。19世紀に生まれたものらしいですが、最近でもパソコンのガジェットなどに採用されている手軽なパズルです。 どうにかするとできそうだ、という絶妙な設問が多くの人の意欲をかきたて、当時のブームを作りあげたのだと想像します。現在であれば、検索サイトに「15パズル」と打ち込めば、すぐに解なしと判明して流行もしないでしょう。何でもすぐに知ることができる環境は、パズルやマジックを盛り上げるのには向かないのかもしれません。 ほんの20年ほど前、まだインターネットは一般に普及してはいませんでした。その頃ブームになったMr.マリックの数々の演技は「超魔術」だと考えられており、「手品は皆インチキだが、マリックさんのアレは本物だ」と信じている人が私の周りにも多くいました。今なら、その気になって調べればシガースルー・コインやインビジブル・スレッドの情報をすぐに得ることができるでしょうから、そうなればあの超魔術ブームも同じような形では起こらなかったでしょう。 「このパズルはいくら考えても解けない。でも、どうかすれば解けるような気もする」 |