■ 兵を養うこと千日、用は一朝に在り。

『水滸伝』

平素、長期に渡って兵を養っておくのは、ひとたび事が起こったときのためである。


軍隊というものは維持するための手間や費用が莫大で、平和なときには無駄に見えるものです。ですが平時の練磨なくしていざ戦争が起こったとしたら、まったく使い物にならないでしょうし、兵を新規に募ることはさらに困難でしょう。非常時のための備えを日頃から怠ってはならないという教訓です。

実は私も、非常に強力な軍隊を保有しています。マジックショップのショーウインドウで一目惚れし相応の対価を払って獲得したものの、いまだ活躍の場を得られない精鋭たち。しかるべき演者の手にかかれば、どんな状況でどんな客を相手にしても一歩も引かない、そんな製品群です。今は私の部屋の棚で惰眠をむさぼっていますが、彼らがその実力を発揮する日は果たして訪れるのでしょうか…(汗)。