この号の記事
●ビーチラグビートーナメント
●島々の領主たちとその部下たちについてメリー・ベヴィンが語る
●ディアジオの栄誉ある長期就労職員
●アイラ海峡の海底調査
●キルホマンが寄付

ビーチラグビートーナメント
先週土曜日、おおむね晴天で砂一杯のビーチラグビートーナメントで、2千人が千個のクレイグのビッグなハンバーガーを口にした。写真:ジャンW
中世の生活は楽でもロマンチックでもなかったが・・・
島々の領主たちとその部下たちについてメリー・ベヴィンが語る

ジョージ・リードは中世における島々の君主の生活が島々、あるいは世界の大多数が当時経験していたものとは異なっていたことを指摘したが、それは当然のことながら正しいと言えるだろう。事実に眼を向ければ、平均寿命は恐らく30年、新生児の20%は1歳まで生きることが出来ず、さらに20%が5歳になる前に一生を終えていた。出産は女性の主たる死因のひとつであり、栄養不良のため出産率も低く、飢餓も珍しくなかった。私達が今日軽い病気と考える伝染病も、死因や身体障害を起こすに十分だった。中世の生活は楽でもロマンチックでもなかったのだ。
しかし、フィンラガンは中世における富と権力の中心地のひとつだった。辺鄙な取るに足りない島などではなく、アイラは西海岸からヨーロッパへと渡る通商航路を持つ海洋帝国の中心だった。君主たちは独立した王権を持ち、スコットランド王に挑み、主要なヨーロッパの君主たちと同盟を結んでいた。権力、富、貿易について言及し、フィンラガントラストは私達の先祖が皆顔にサルタイアを描き、異なるタータンを身に着けた野蛮人であったという広く知れ渡った誤りを正そうとしている。
もちろん、貧しいものたちは被征服民だったが、彼らの大君主も、少なくとも民族的、文化的、言語的には同じだった。イングランドとスコットランド本島の幾つかの地域ではフランス語を話すノルマン人が外国の封建文化を持ち込んで治めていた。
不平等で階層的な社会が当時の標準だった。農奴は労働と生産物を君主や教会に納めた。彼らに権利などはほとんどなく、投票権もなく、事実上は所有物扱いだった。イングランドの中央議会が王と貴族の会合だった時期、君主が話し合いをするために開く審議会や議会は君主と軍隊と選ばれた政治的関係者の会合だった。戦士の支配だった。農奴から話を聞こうなどとは誰も思わない。女性に意見を求めるのと同じくらいおかしなことだったのだ!
これは中世世界の動きそのものだ。貧困、病気、不平等、圧制は当たり前のことだった。君主たちの支配はヨーロッパの他の地域となんら変わるところはなかった。フィンラガントラストは、アイラがウェストミンスターやエジンバラに常に翻弄されていたわけではなく、権力の中枢であり、影響を与える地位にあったことを訪問者と島の住人に知らせている。私達の祖先が前世紀まで貧困に喘いでいた悪条件を知った上で、それを祝福しよう。
完璧な熟成:ディアジオの栄誉ある長期就労職員

カリラ蒸留所長ビリー・スティッチェル、アラスタル・キャンベル、ウィリアム・マッカーサー
ディアジオでの合計150年に及ぶ就労により、同社がアイラに所有する蒸留所の長期就労職員3名が今年末の特別式典でその献身が認められる。
カリラの施設運営マネージャーであるビリー・スティッチェル、ラガヴーリンの蒸留所操作員であるウィリアム・マッカーサー、カリラの工作部で技官をしているアラスタル・キャンベルはいずれも1974年に入社した。
3人は12月2日、ディアジオの他の長期就労職員とともにバンフ州にあるドラムミュール城で催される特別な祝宴に出席する。
ビリー・スティッチェルは父親、祖父、曽祖父の跡を継いで同蒸留所で働く彼の家系の四代目にあたる。
スティッチェル氏は1974年に蒸留所の熟成庫で樽にウイスキーを詰める仕事を始め、1978年には醗酵室へ移動になった。1990年、彼はマネージャーとしての訓練を受けるべく抜擢され、ここ10年間は施設運営マネージャーの任にある。
スティッチェル氏の経歴に言及すると、彼は次のように述べた、「私の家庭とつながりのあるディアジオ最大のモルト蒸留所の運営を任されてとても誇りに思います。この仕事はカリラをプロモーションするための世界旅行をする機会を与えてくれました。
世界中を旅しながら、バーや小売店の棚に私達のウイスキーのボトルを見つけると、今でも声を上げてしまいます。非常に多くの人々がアイラのウイスキーに熱を上げてくれるのは素晴らしいことです。30年以上にわたってその一員であったことに大いに満足しています。」
彼らの業績にコメントし、アイラにあるディアジオの2蒸留所とモルト製造所の統括施設マネージャーであるケビン・サザーランドは次のように語った、「ここ、アイラにおける事業の成功は職員のおかげであり、彼らの献身が表彰されるのも当然のことです。
彼らの熱意と誠実さは、スコットランド全土にある私たちの施設で働く職員の多くにとって、心に残るものとなるでしょう。」
海底調査

フィオナ・マクジルヴレイとコリン・キャンベル
潮流エネルギープロジェクトの提案の一部として海底と野生動物の調査が始まり、アイラ海峡は普段よりも忙しくなった。
鳥類と海洋哺乳類の調査は海峡の両岸7ヶ所で来年いっぱい行われる。これらは野生動物の生息地と生態を図式化するためのデータとなる。現場の調査はサイモン・ピンダーとフィオナ・マクジルヴレイが行う。
海底における生態はマーガレット・シンクレア号からカメラを下げて調査した。天候も視界も素晴らしく、調査チームは深さ50メートル以上の場所の静止画と動画を25キロ以上にわたって撮影した。
Acoustic Doppler Current Profilersと呼ばれる流量測定機器が多数海底に設置され、異なる潮流の状態における流量を測定している。
これらの設置は地元の知識に長けたダイバーであるコリン・キャンベルの助けにより実施された。
IET A マクドナルド
キルホマンの寄付

キルホマン蒸留所は今週、最初の樽から詰めた最初のボトルを売った5千4百ポンドをマクタガートレジャーセンター、アイラパイプバンド、ジュラケアセンター、サイバーカフェ、アイラ&ジュラ疾病児童基金、ボウモア&ポートエレン港湾協会、アイラ少年サッカークラブ、フィンラガントラスト、アイラハウスコミュニティガーデン、アイラ青少年VIPプロジェクトを含むアイラとジュラの慈善活動に寄付した。