Vol36 No1 8 November 2008


--- Ileach Japan ---
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Vol36 No1


グラスゴー=アイラ間の飛行機(Loganair)の航空券は10月26日発着分からflybe.comの取り扱いとなりますのでご注意下さい。

アイラ=ケナクレイグ航路の時刻表はこちらから。

ポート・アスカイグのフェリー・ターミナル工事における手違いから、現在ジュラ・フェリーは本来の接岸施設が利用できません。このため、ジュラ・フェリーはカルマック社の接岸施設を使用していますが、カルマック社のフェリーが接岸している火曜と土曜の朝、月曜と金曜の夜、ジュラ・フェリーは運航を停止しています。この問題を対処するため、5月26日月曜から、月曜と金曜の18時着のカルマック社のフェリーはポート・エレンに到着することとなりますのでご注意下さい。

車でアイラにおいでの方には、予約することをお勧めします。予約はこちらから。


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この号の記事

●アイラの小学校のチームが集まりシンティのトーナメントが行われた
●カリーはアイラからコロンセイへの空路を提案した
●ローガンネアーのアムナ・キャンベルは31年の職務を立派に終え同社を退職した
●ブリューイクラディー企業賞を受賞
●発売が予定されるポート・エレンとカリラの新製品
●アードベッグのビジターセンターが「国内最優秀賞」に
●ウバザメのタグ見つかる








11月1日日曜日、アイラの小学校のチームが集まりシンティのトーナメントが行われた






支配者の地アイラ



バーリン社刊、396ページ、30ポンド

デビッド・コードウェルの新しい本は、紀元前11000年〜8000年の間の最終氷河期早期に、最近ブリッジエンドで発見された有舌尖頭器の火打石を残していった季節的訪問者から、1944年にアイラ国防民兵隊第四小隊長にロバート・「ボビー」・ホドキンソン少尉が任命されるところまで、幅広い時代を扱っている。
「先史時代と歴史初期」、「サマーレッド、マクソーレイ一族とアイラ」、「領主キャンベル一族とその後の土地所有者たち」、「改善への方策」、「移民者と訪問者」など、いくつかの章の見出しは深く掘り下げた内容を暗示しており、描画の正確な一連の地図、著者撮影の写真、アイラに住む一族の姓とその居住地の一覧、家系図研究者にとってすこぶる有益な1722年以前のアイラの地所履歴の一覧表拡張版、あなた方や私のホームページにある電子出版物を含む広範な参考文献一覧、総合的な索引が本文を補完している。
文字通り刷り上がったばかりのこの本の少なくとも一部を読んだと言いたいし、出版社同士でやっていると思われるのも困るので、イーラハの読者には198ページにある「1973年から、この島には,アイラの自治体が社会事業として2週間に1回刊行するジ・イーラハという独自の新聞がある」という誤記を見てもらえたらと思う。しかし、これもちょっとした間違いであり、イーラハ紙はアイラの生活のあらゆる面を参照する標準となる作業に入った本書の今後の版で、より包括的な評価を行ないたいと思う。
11月19日水曜日にアードベック蒸留所で公式に発売されるデビッド・コードウェルの本はボウモアのC&E Royの店ならびにすべての優良書店で購入できる。

GR

翻訳:morupon&Takeshi Mogi






アムナの退職



アイラ空港でローガンネアーの同僚たちと一緒のアムナ・キャンベル、彼女は31年の職務を立派に終え同社を退職する。







アイラからコロンセイへの空路を提案するカリー

コロンセイとアイラを空路で結び、コロンセイの住人がグラスゴーへ行くための時間を劇的に短縮するための議論が行われている。
キンタイア選挙区選出で、両島を代表するロビン・カリー地方議員はこの航路が100人ほどの住人を持つコロンセイ島にとって「大きな前進」となりうると言っている。
カリーが求めているのはオーバンからコル、コロンセイ、タイリー飛び、それをアイラ空港からグラスゴーへの空路に接続するアーガイルの新航路だ。
厳しく批判された約9百万ポンドの投資により、オーバンからコロンセイへ飛ぶアーガイル・エアー・サービスが6月に始まった。その利用者は1ヶ月で200人に届かないが、運行はアーガイル&ビュート地方自治体が債務を負う公的事業であるハイランド・エアウェイズが行っているのだ。
カリー氏は先のミッド・アーガイル=キンタイア=アイランズ地区委員会で「コロンセイとアイラをつなぐ航路は大きな前進ではないだろうか。実現すれば、人々はコロンセイからアイラへ飛び、2時間以内にグラスゴー行きに乗り換えられる」と述べた。
同地区委員会は、同航路の実現について話し合う、地方自治体とハイランド・エアウェイズとの会議が予定されていると聞いている。






ブリューイクラディー企業賞を受賞



グラスゴーのラディソン・ホテルでジョアン・ブラウンはブリューイクラディーの賞を受け取った

ブリューイクラディー蒸溜所は革新性と考案の分野で「エンタープライズ250」賞を受賞した。
エンタープライズ250賞は指導力、革新性、対象の各分野でを優れた業績を達成した500〜1,500万ポンドの最優秀スコットランド企業を表彰する。
ブリューイクラディー蒸溜所はサザーランド社の発行した2008年スコッチウイスキー産業概説にある数字によれば、世界で最も急成長を遂げているシングルモルト蒸溜所となっている。
2001に蒸溜が再開して以来、業界全体18.7%なのに比し、同社の英国での販売は1000%も伸びている。英国外での販売は業界平均の11倍の伸びとなっている。
代表取締役のマーク・レイニーは「当社は若々しく、精力的で、かなり良くやっており、業界の伝統に挑戦しています。私たちはこの賞を本当に光栄に思っています。
私たちの成功は産業と逆行するウイスキーに基づいています。私たちは消費者に品質、信頼、個性、多様性、そしてもちろん革新を提案します。私たちは仕事を楽しんでいます」と述べた。


翻訳:Miyuki Nitta&Takeshi Mogi






発売が予定されるポート・エレンとカリラの新製品

ディアジオはヨーロッパならびに北アメリカ市場向けの「レア・リミテッド・エディション・シングルモルト・ウイスキー」のラインナップ10種に含めるモルトとしてポート・エレン29年とピート香を持たない麦芽から作られたカリラ8年の2つを売り出すことになった。クラシック・モルツ・セレクションの販売部長ニック・モーガンは、「毎年、私たちは通の方向けに極めつけの特別商品を限定生産する目的で、シングル・モルト・スコッチ・ウイスキーの在庫を検査しています。いつも通り、いくらかは収集家が購入するものと思いますが、このシリーズで発売するウイスキーはどれも個性的で興味深いというに留まらず、最高の味わいであることを確固としてお約束申し上げます。希少で特別なモルト・ウイスキーの需要は伸び続けていますが、今回新たに発売するもののいくつかは、その蒸溜所が20年以上も前に閉鎖されてしまったため、当然ながら減少し消えゆく限り有る在庫からお出しするものとなります。これらの状況において、最高の価格帯のものさえ、さらに人気のあるワイン・ヴィンテージのいくつかと比べも大変な価値を持ちうると、私たちは考えています」と語った。


翻訳:Miyuki Nitta&Takeshi Mogi






勝利のソーセージ

2008年11月1日土曜日、ケルス小学校の14人の児童がグラスゴーで行われたBBCグッド・フード・ショーで英国養豚協会主催の地豚ソーセージ・コンテストに参加した。児童は全員、ダンロシット城の調理人カトリオナ・マクジルヴレイの指導する放課後ヘルシー・フード・クラブの部員だ。カトリオナは児童たちにダンロシット地所から提供された地豚(ラージ・ブラック種)を使って自分たちの味のソーセージを作る方法を教授した。
28の団体がコンテストに参加し、大量のソーセージが並び、ケルスは特色あるソーセージの部で第三位となり、アイラが誇れる結果を残した。参加者全員に賞賛が寄せられたが、ケルスの代表たちの見せた技術に特別な言及があったほか、想像力豊かな味付けに言葉はなかった。
続きをお楽しみに、ケルスの児童たちがイーラハ紙の読者に彼らのソーセージ作りの経験から学ぶ機会を提供することになっている。






ボウモア円形教会小史
教会を建てたトーマス・スパルディング




ボウモアのメインストリート頂部の見慣れた風景 / ボウモア円形教会の尖塔

アイラ島で最も象徴的な建物は、円形教会としてよく知られているボウモアのキラロウ教区教会であることに疑いの余地はないだろう。世界中からの観光客を魅了し続けており、建物の独特のデザイン、歴史的意義、その聖域で体感できる明らかな安らぎに誰もが感銘を受ける。教会はショウフィールド領主ダニエル・キャンベル(注)、後の島の領主が建築を依頼し、1769年に一般礼拝のために開かれた。建築作業はキャンベルが招いたトーマス・スパルディングによって行われた。キャンベルは領主一族所有の本土にある家屋敷でたびたび仕事をさせたスパルディングの商才をよく知っていた。スパルディングはファイフの生まれで、マレー伯爵の従者をしていたスコットランドの古い家系の一員だった。円形教会の完成後も、アイラ島やジュラ島で道路や橋の建設のため彼の働きが大いに必要とされ、この島に住み続けた。建築家としての高い評価と成功とが証明され、キャンベルはこの島のどこでも気に入った場所を無料で与えようと申し出た。スパルディングは独立心の強い男で、後援者の太っ腹な申し出を受けを辞退した。キャンベルがブリッジエンドの邸宅、アイラハウスを増築をしようとした時、彼は103才の高齢で礎石の設置を行った。2年後、105歳の長老として彼は亡くなり、キルメニー墓地に埋葬された。
トーマス・スパルディングの息子ドナルドはエジンバラの実業家で、余生を過ごすためロンドンへ行った。彼はゲールにこだわった男で、コムン・フィオール・ゲール・ルナイン(Comunn Fior Ghaidheal Lunnainn:ロンドン真正ハイランダー協会) の創設メンバーのひとりだった。地元でスパルディング家の名を担う最後の人物はバリーグラントの建築家ギルバート・ジョン・スパルディングだった。彼はトーマス・スポルディングのひ孫で、30年以上前の彼の死まではこの島で、特にキルメニー周辺では知られた存在だった。
円形教会の案は当時の紳士階級の生活で特徴だったヨーロッパ大旅行の際にキャンベルが思いついたものだ。彼は特にイタリアの建築物に感銘を受け、北イタリアで見たものを彼の新しい村(ボウモア)の都市計画の基礎とした。これが基となって広い通りがあり、丘のふもとに広場があり、通りを持ち、その全体に王冠を頂くよう四角い塔のある漆喰を塗った円形教会を置くという計画の村が誕生したのだ。
円形教会の設計責任者となった建築家を特定する顕著な証拠はない。いくつかの学派はオランダ人だったと提唱している一方、他の学派はだたっと提案しているが,他の学派はそれがフランスの家系の家柄の者だったと主張している。しかしながら、トーマス・スパルディングが総額1千ポンドをかけて建築した構造設計に大きく関わっていた可能性の方が高そうだ。 ヒュー・スミス


翻訳:morupon&Takeshi Mogi






フィンラガンでマスタークラスを行うジム・マッキーワン



建物の端に新たに増築を行ったフィンラガンの案内所、ここでジム・マッキーワンが間もなくウイスキーのマスタークラスを開催する

フィンラガンの案内所の増築工事も終了し、冬の間に委員と展示コーディネーターは展示物と解説用パネルの配置を新しくすることにしています。
成果は大きかったのですが、資金集めはまだまだ必要で、資金を補助するため、ブリューイクラディー蒸留所のジェームズ・マッキーワンが11月29日にマスタークラスを実施し、ウイスキーをテイスティングする記念的な夕べでウイスキー産業界での45年にわたる思い出を披露してくれるというのは、私たちの大きな喜びとなっています。
さらに、リビーとジェイニーが伝統歌謡を披露し、福引とブリューイクラディー・モルトウイスキーのスペシャル・ボトルがオークションにかけられます。夕べの締めくくりはビュッフェ形式の夕食です。
この催しはフィンラガンで行われ、このマスタークラスへの参加は2009年4月11日に予定される公式な開会式に先立つ新しい建物のプレビューともなるでしょう。(詳細は報道ならびに公式ウェブwww.finlaggan.comで順次ご覧になれます。)
入場券はリンダ・マッカーサー(810 629)へお問い合わせください。






アードベッグのビジターセンターが「国内最優秀賞」に

グレンモーレンジ社所有のアードベッグ蒸溜所のビジター・センターが、グラスゴーで開催されたウィスキー・マガジンのアイコンズ・オブ・ウィスキー・アワードで「ベスト・ビジター・アトラクション」に選出された。 同ビジター・センターはアイラ島でも有数のビジター・アトラクションのひとつとして認識され続けており、すでにビジット・スコットランドの「4つ星」の格付けを取得し、ごく最近も2008年を通しての大規模大改修計が行なわれたばかりだ。 グレンモーレンジ社の最高経営責任者であるポール・ニープは、「これは代表的なウィスキー業界誌のひとつにより与えられる栄誉ある賞です」と述べ、「職員らはその製品とブランドのために情熱とプライドを持ち、アードベック蒸留所を訪問するすべて人たちのために最高の歓迎をしました。それがこの判定を導いた主たる理由であることに疑念の余地はありません」と付け加えた。 グレンモーレンジ社が公開した2年間の夏期主要投資計画は4千5百万ポンドだが、これは同社がグレンモーレンジとアードベックというプレミアム・シングルモルト・スコッチウィスキーのブランドにめざましい成功をもたらすため、重点的に使われるものと見受けられる。2年間の推進計画には本社をエジンバラの中心への移転し、新しいボトリング工場を建設し、テインにあるグレンモーレンジ蒸溜所とアードベッグ蒸溜所の生産能力の引き上げることなどが含まれる。 また同社はアードベッグ・ブラスタを含む3つの斬新な新製品に対する革新的な取り組みに対し、栄誉あるウィスキー・マガジン「イノベーター・オブ・ザ・イヤー(今年の革新)」賞が贈られると漏らした。

翻訳:morupon&Takeshi Mogi






日向ぼっこをしている謎のタグを探せ

私は先週火曜の朝早く兄弟のマイケルからこのちょっと奇妙な電話をもらった:
「ジョン・ギャンブルったら頭がいいよ、イーラハの最新号で話題になってた無くなったウバザメ・タグだけど、出てた座標を見て正確な場所を割出したのさ。」
「え、そうなのかい?それで何処なんだい?」と私は答えた。
「ジ・オーの端のポート・ナン・ガランと呼ばれる湾の中さ。ちょうど波打ち際でさ、見つけられる奴がいるとしたら、それはお前ってことになったんだ。」どうやら、ゴルフボールを探し出す私の専門的技能が買われたようだ・・・。
「本気じゃないだろな!窓の外見ろ、強風だし、雪も降ってるんだぞ。」と私は答えた。
「お前の冒険心は何処へ行っちまったんだ。ここ、ポート・シャーロットじゃ雪も降ってないし。」そう言われ、私はジ・オーの端なんて見つからないし、そんな赤鼻の細長いキャンディーみたいなものは荒れ野に放っておけと心から思ったが、出かけていったのだった。アッパー・キルエン農場のジーン・ミッチェルが親切にどう行けばいいのか教えてくれた。ポート・ナン・ガランは平底の湾で、海岸沿いで川(ストルアン・ルワーチ)を挟んだ丘と断崖に囲まれていた。北西斜面は自然の円形劇場を成し、険しく狭い小道がヘアピン状に下へと続いていた。道がなかったら、老いたヤギのようなわれわれが下るのは難しかったろう。
海草を引っくり返しながら、熱心につい先だって波打ち際をたどったが、骨折り損だった。
「これは干し草の山から針を捜すようなもんだよ」と私は言った。わたしたちと荒れ狂う海との間には、山から落ちてきた岩と大量の海草がばかりだった。6インチのタグはその下の何処にでもありそうだった。わたしたちは、さらに岩と洞穴と海草が続くポート・ナン・ガランの端にある幾つかの湾で死んだヤギやその他なんとも表現の出来ないような形の岩によじ登ってみた。短く折れた釣竿で、マイクは最後の捜索に向かったが、この次点で私は諦めていた。数分のうちに彼が叫んだ「あったぞ!」
「騙そうたって駄目だ」と風が音を立てて吹くなか叫んだ。しかし、本当に見つけていたのだ−奇跡だった!
強風の中を登るのは恐怖だったが、トロフィーもバッグの中で、気分は上々だった。グレート・カンブリアのミルポートにある大学海洋生物学ステーションのモーヴィス・ゴア博士はこの知らせを聞いて喜んだ。タグは彼女の研究に重要な情報で満たされていただけでなく、高額な機器でもあった。彼女ウバザメの話と、その研究の成果について話すため、アイラ博物学トラストに来ると言っている。

デヴィッドとマイクル・テーラー

訳者注:題名はThe Hunting of the Snarkというスナークという想像上の生物を描いたLewis Carrollの詩とThe Hunting of the Basking Shark Tag(ウバザメ・タグ狩り)をかけた洒落になっている。Baskingは日向ぼっこの意味があるので、けっこうおかしい。




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