＊水彩色鉛筆の絵の描き方
知識編その2.
いろいろな水彩色鉛筆
1.まず簡単に水彩色鉛筆について説明しますね。ペペくんが小学校などで使っていた色鉛筆は、芯の顔料が油性なので、水には溶けません。
一方水彩色鉛筆の芯は水性の顔料で出来ているので、水をつけた筆で塗ると水彩絵の具のように溶けます。
2.なるほど。それにしてもお店にはたくさんの水彩色鉛筆があってどれがいいのか迷うなあ…。
3.そうですね、今はたくさんの種類の水彩色鉛筆が出ていますが、水彩色鉛筆は芯の硬さによって3つに分けられます。
＜硬質の水彩色鉛筆＞ 芯が硬く、水に溶けにくい
●スタビロ オリジナル（スワン・スタビロ社） ●プリズマロ（カラン ダッシュ社）など
＜軟質の水彩色鉛筆＞ 芯が柔らかく、水に溶けやすい
●アートグリップ水彩色鉛筆（ファーバーカステル社）●レンブラント アクアレル（リラ社）●ユニ・ウォーターカラー（三菱鉛筆社）など
＜中硬質の水彩色鉛筆＞ 硬質・軟質の中間的な芯の硬さ。水に溶けやすいが色鉛筆のタッチも残る。
●カラト アクェレル水彩色鉛筆（ステッドラー社）●アルブレヒト デューラー水彩色鉛筆（ファーバーカステル社）●ヴァンゴッホ水彩色鉛筆（ロイヤルターレンス社）など
4.また硬質の水彩色鉛筆は描くとタッチが残るので細い描写に向いています。
5.一方軟質の水彩色鉛筆はタッチがあまり残らないのでやわらかい感じの絵になります。
6.自分の描きたい絵のイメージにあった硬さを選びましょう。もしどれがいいのか分からない場合は中硬質の水彩色鉛筆が使いやすい芯の硬さで、初心者向けだと思います。最初は24色セットの色があればいいでしょう。
7.ちなみに水彩色鉛筆は、色鉛筆で描くのと筆で塗った場合とで、色の感じが変わるので、下の様なカラーチャートをつくっておくと、便利ですよ。色番号も書いておきましょう。
8.いろいろわかりました、ありがとう。水彩色鉛筆をそろえたら、あとは何を用意すればいいのかを次教えてください！
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-OMAKE- ＜私（石川 道子）がふだん使っている水彩色鉛筆＞
主にカラト アクェレル水彩色鉛筆（ステッドラー社）で描いています。きれいな色がそろっていて発色もよく、ほどよく水にとけます。
その他アルブレヒト デューラー水彩色鉛筆（ファーバーカステル社）やヴァンゴッホ水彩色鉛筆（ロイヤルターレンス社）もよく使います。
アルブレヒト デューラーは芯がやわらかめで描きやすく、色は深めです。ヴァンゴッホはケースの形がユニークで、落ち着いた色がそろっています。
