単行本は、
徳間文庫から出版されています。ハルキ文庫『黒衣の聖母』に収録。
出版芸術社『怪談部屋』に収録。
講談社大衆文学館『奇想小説集』に収録。
講談社大衆文学館『奇想小説集』に収録。
ハルキ文庫『みささぎ盗賊』に収録。
単行本は
富士見時代小説文庫から二分冊で出版。集英社文庫『秀吉妖話帖』に収録。
これは作者の言によれば、山田風太郎版「神州天馬侠」だとのことです。要するに、少年小説的想像力(ってどんな想像力だ、というツッコミが入りそうですが…)の産物と言えましょうか。
とは言っても設定は実にいつも通り。清楚で無邪気かつ活発なお姫さま香具耶、それを憎む妖艶な美女玉藻、姫をめぐって争う織田信長、上杉謙信、武田信玄の武将たち。さらに、姫の脇で主選びのためにこの争いを見つめ、また姫を守るために駆け回る元気な少年日吉丸(豊臣秀吉)というキャスティング。これを見ると、まず香具耶像には例えば「おんな牢秘抄」中の姫君お竜こと霞姫、また「風来忍法帖」中の麻也姫の姿がしのばれ、あるいは香具耶と玉藻の関係には「伊賀忍法帖」中の右京太夫と漁火の、また「海鳴り忍法帖」中の夕子と昼顔の関係が思い出されもするわけで、さらに玉藻の使う飯綱の術は、繰り返し書かれてきた性器に関する忍法の一変種とも言えるでしょう。
とはいってもこの物語は、姫を攫うべき謙信や信長がその姫に恋をしてしまったり、信玄は玉藻の愛人になっている無国無人斎こと武田信虎のせいで思うように動けなかったりと、忍法帖ならばあまり意味のない死で埋め尽くされるだろう進行部が、むしろ愛敬たっぷりの場面の展開で埋められており、その辺りがまさに少年小説的と言うことなのでしょう。明智十兵衛と日吉丸による一足早い「山崎の合戦」も愉快。気楽に読める一冊に仕上がっています。
この作品は
文藝春秋社『室町少年倶楽部』に収録。
文藝春秋社『室町少年倶楽部』に収録。
河出文庫『明治忠臣蔵』に収録、また筑摩書房から出版。
単行本は
筑摩書房から出版。単行本は
筑摩書房から出版。単行本は
筑摩書房から出版。河出文庫『明治忠臣蔵』、また筑摩書房から出版。
文春文庫『明治バベルの塔』に収録、また筑摩書房から出版。
講談社大衆文学館『忍法甲州路』に収録。
ハルキ文庫『みささぎ盗賊』に収録。
講談社ノベルズ『くノ一紅騎兵』に収録。
講談社大衆文学館『奇想ミステリ集』に収録。
講談社大衆文学館『奇想小説集』に収録。