忍者・ら・わ行
ら
羅刹坊(
伊賀忍法帖)
果心居士の弟子であり、松永弾正の配下となる忍法僧の一人。
「羅刹坊は草の中にまた沈んだ。その目が妖しくすわり、ひたいからは、たしかに雨でないあぶら汗がながれおちている。口になにやらキラとひかる針のようなものをくわえ、ちらと見えた両手は、泥にひたったように血まみれだ。(中略)
見ていると、羅刹坊は針を横にして、いくども破軍坊の胴を撫でる。ゆきつ、もどりつ、それは稲妻のような早さであった。針には糸がついているようにみえた。
忍法「壊れ甕」の大手術を、いまや彼は行なっているのだ」(ノベルズpp.92-3)
バラバラになった人体を縫ってくっつけるとは、何というストレートにわかりやすい忍法か(^^; 縫い物上手の忍法僧というのも、なかなか笑える存在ではあります。
このように、切断による死者をも生き返らせてしまう忍法を使う以上、羅刹坊が笛吹城太郎の最初の標的になったことは言うまでもありません。彼は水呪坊にこの術を施している間に、宙から降ってきた城太郎に串刺しにされて死亡しました。
り
お梁(忍法忠臣蔵)
る
れ
ろ
六字花麿
わ
鷲ノ巣廉助(
柳生忍法帖)
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